共創型リーダーシップ①共創型リーダーシップとは【組織開発】

経営者や管理者から、「リーダーとしてチームにどのように関わればよいかわからない」といったお悩みをよく聞きます。
- チームメンバーのモチベーションを高めたい
- チーム全体を同じ方向に導きたい
- メンバーとの関係性構築やコミュニケーションが難しい
- リーダーとしての自分のあり方・やり方に自信が持てない
- 自律・自走するチームを目指しているが、メンバーが受け身に思える
VUCA(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)と呼ばれる不確実な時代において、多くの経営者や管理者が環境への適応に課題を感じています。
そこで注目されるのが「共創型リーダーシップ」です。
共創型リーダーシップとは
共創型リーダーシップは、このような環境下でもより良く適応し、新しい機会をチームメンバーと共に創造していくリーダーシップです。

私たちBeing & Relationは、共創型リーダーシップを以下2つの視点から定義しています。
- 共創型リーダーシップが大切にする考え方
- 共創型リーダーシップの行動特性
共創型リーダーシップが大切にする考え方
共創型リーダーシップが大切にする考え方は、「チームやメンバーの成功がリーダー自身の成功である」という強い信念です。
リーダーはメンバー一人ひとりを尊重し、彼らが自己重要感を感じられるように働きかけます。また共創型リーダーシップにおいては、チーム全体がスムーズに課題解決できるよう、協働性を高めるサポートも必要です。
共創型リーダーシップの行動特性
共創型リーダーシップの行動特性においては、大きくわけて3つのポイントがあります。
傾聴する・引き出す
- 感情に耳を傾ける:論理だけでなく感情の重要性を理解し、よく聴こうとする。
- メンバーの強みを引き出す:メンバーに不平を言うより、メンバーの強みを使い最大の貢献を引き出す。
刺激する・鼓舞する
- 参画を奨励する:部下の意見を引き出し、実行に対するメンバーのオーナーシップを高める。
- 自分自身を適切に活用する:リーダーシップスタイルは関係ない。リーダーは自分をよく知っており、チームの為に自分をより良く活用する。
環境をつくる
- 学びと成長を続ける環境をつくる:オープンに対話できる心理的安全な関係をつくり、実践と内省による学びを重視する。
- 自分たちの外と繋がる:外部の視点を受容し思考の幅を広げる。フィードバックを求め柔軟性を高める。
ポジティブ・チェンジを実現する共創型リーダーシップ

共創型リーダーシップの信念と行動特性は、ポジティブ・チェンジの実践に欠かせないリーダーシップであり、人が育つチームや職場づくり、そして目標達成のために必要な関係性を発達させていくリーダーシップといえます。
共創型リーダーシップ開発に興味がある方へ
共創型リーダーシップ開発にご興味がある方は、共創型リーダーシップ開発研修もあわせてご覧ください。
本研修は、単なるスキル研修ではなく、リーダーとしての「あり方」とメンバー間における「関係性」に焦点を当てたユニークなプログラムです。
「VUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)時代においても柔軟に対応できる、ハイパフォーマンスチームを作りたい」
そうお考えの経営者の方や人事担当者の方は、ぜひ下記リンクよりご確認ください。
本研修を通じて、御社のリーダーシップを新たなステージへと進化させませんか?
▼コラム②「共創型リーダーシップと対話」はこちら
コラムの書き手:株式会社Being & Relationシニアパートナー波多江嘉之