共創型リーダーシップ⑤共創型リーダーシップの開発【組織開発】後編

共創型リーダーシップ

リーダーシップ開発は簡単ではありませんが、適切なアプローチによって実現可能です。

学習したことを、周囲の人の協力を得ながら実践の中で試し、「固定観念になっている自分のものの見方や考え方」を反証していく「お試し行動の繰り返し学習」をしていくことで固定観念が見直され、新しい行動が身についていきます。

この「繰り返しの学習」を助けるのがRelationマップです。

リーダーシップ開発で活用できるRelationマップとは

リーダーシップ開発で活用できるRelationマップのフレームワークについてご紹介します。

最初に行うBeingマップについて知りたい方は、前回のコラムをご覧ください。

Relationマップのフレームワーク

Relationマップは、4つの問に答え、固定観念を実践の中で反証していきます。

Relationマップ4つの問

Relationマップ活用のポイント

Relationマップは、実践してフィードバックをもらい、振り返ることが重要なポイントです。

固定観念の妥当性を調べることで、これまでの固定観念が本当に重要なものだったのかを確認します。

リーダーが従来とは異なる行動をとった後、以下のポイントを記録しましょう。

  • メンバーがどのように受け止めたか
  • リーダー自身がどのように感じたか

なお、Relationマップはスキルトレーニングではないため、リーダーが選択した行動自体には重きを置きません。

やったこと自体に重きを置くのではなく、従来とは異なる行動をとったことで「他者がどのように受け止めたか」「自分がどのように感じたか」を記録することが大切です。そうすることで、これまでの固定観念が本当に重要なものだったのかを確認していきます。

Relationマップ「お試し行動」の留意点

リーダーがRelationマップを活用するお試し行動は、以下のことに留意しましょう。

日常生活で実施可能なお試し行動にする

Relationマップ活用の際に実験するお試し行動は、日常の中で実施可能なものであることが大事です。

特別な何かではなく、職場や家族の協力が得られる場所で、従来の行動とは違った行動をとります。

日常生活で実施可能なお試し行動の例

・従来、チームメンバーの質問にはすぐに答えていたリーダーが、「君ならどう考えるの」と質問を返す
・質問を続けることによってチームメンバーはどう感じたかについて、フィードバックを得る

安全が確保できるお試し行動にする

Relationマップにおけるお試し行動の留意点2つ目は、安全が確保できる内容にすることです。

固定観念を外すためと言っても、日本でそれをやったら即刻訴えられる可能性がある「いきなり“ハグ”をする」のような行動はとらないようにしましょう。

新しい行動を身につけるには、時間はかかるが、実現できる

新しい行動を身につけるには、しっかりと事前の計画を立てて実施することが大切です。

一朝一夕にはいかないでしょうが、ステップを飛ばさずに実践すればきっと新しい自分に出会えるでしょう。

共創型リーダーシップ開発に興味がある方へ

共創型リーダーシップ開発にご興味がある方は、共創型リーダーシップ開発研修もあわせてご覧ください。

本研修は、単なるスキル研修ではなく、リーダーとしての「あり方」とメンバー間における「関係性」に焦点を当てたユニークなプログラムです。

「VUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)時代においても柔軟に対応できる、ハイパフォーマンスチームを作りたい」

そうお考えの経営者の方や人事担当者の方は、ぜひ下記リンクよりご確認ください。

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https://www.being-relation.co.jp/category/column

コラムの書き手:株式会社Being & Relationシニアパートナー波多江嘉之

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