【最終回レポート】半径5メートルから一歩を踏み出そう|Team Energizers(チーム・エナジャイザーズ)第1期

2026年8月22日、実践型チームづくり講座「Team Energizers」(チーム・エナジャイザーズ)第1期の最終回となる第6回を、鎌倉で開催しました。
3月にスタートしたTeam Energizersも、いよいよこの日が最終回。
これまで学んできたチームづくりの理論や実践手法を整理しながら、自分自身のリーダーシップと向き合う1日となりました。


鎌倉市の会場前にはウェルカムボードも。いよいよ第1期、最後の1日が始まります。
第6回(最終回)のタイムテーブル
10:00~10:40 オリエンテーション、チェックイン&アイスブレイク
10:40~12:30 講座全体の振り返りと学びの整理/質疑応答
お昼休憩
13:20~14:10 対話を通したチームづくりの実践:職場アンケート・サーベイの活用法
14:10~14:15 休憩
14:15~14:50 自己と対話する勇気
14:50~15:00 休憩
15:00~16:00 まとめ:「私の学びと今後の一歩」共有と相互フィードバック
16:00~16:30 チェックアウト
半年間の土台になった「ラーニング・バリュー」
最終回のはじめに、Team Energizers第1期のメンバーが、これまでの学びの中で大切にしてきた「ラーニング・バリュー」をあらためて確認しました。
「安心」「愛」「フレンドリーさ」を土台に関わり合うことで、一人ひとりの「学びと成長」につなげる。そのプロセスは「楽しい」。そして、一緒に「喜び」を分かち合えるラーニング・チームであろう。
これは、講座の初期に参加者同士で話し合い、言葉にしたものです。

Team Energizers第1期では、このラーニング・バリューを大切にしながら、半年間の学びを重ねてきました。
ラーニング・バリューをつくった回の様子は、第2回開催レポートで紹介していますので、あわせてご覧ください。
改めて、「Team Energizer(チーム・エナジャイザー)」とは何者なのか
ラーニング・バリューを振り返った後は、改めて「Team Energizerとは何者なのか」を整理しました。
Team Energizerとは、人と人の間にエネルギーを生み、チームが自ら生き生きと動き、成果を上げ続ける力を引き出す人を指します。
ここでいう「エネルギー」は、誰か一人のリーダーが持っていて、周囲に配るものではありません。
エネルギーは人と人との相互作用や関係性の中で生まれ、「もっとやれそうだ」「一緒にやりたい」「チャレンジしてみたい」と感じられる状態へとつながっていくものです。
当社がチームづくりにおいて大切にしているのも、まさにこの「人と人との間」に目を向けることです。
個人の能力やスキルだけではなく、一人ひとりのBeing(あり方)と、人と人とのRelation(関係性)。そして、その両方に働きかけていくリーダーシップ。
Team Energizersの半年間では、この3つを行き来しながら、チームについて考えてきました。
第6回でも、個々のあり方・人と人との関係性・リーダーシップが高い成果やメンバーのウェルビーイングにつながっていく「チームパフォーマンス・モデル」を改めて確認しました。

チームづくりを「現場で使う」ために。データを対話の入口にする
午後には、より実践的なテーマとして、職場アンケートやサーベイを活用したチーム対話を扱いました。
アンケートやサーベイを実施すると、つい「点数が高い・低い」「ここが問題だ」と結果そのものを評価したくなります。
しかし、Team Energizersで重視するのは、数字を「答え」にすることではありません。
職場アンケートやサーベイの数値は、チームの状態を客観的に示す「答え」ではなく、メンバーそれぞれがチームをどう捉えているかを表すものです。
そのため、単にスコアの高低だけを見て結論を出すのではなく、「同じチームにいるのに、なぜ捉え方が違うのだろう?」という問いを持ち、その背景を対話によって探っていくことが大切です。
結果を一方的に意味づけするのではなく、メンバー同士の対話から意味を見出していきます。

この日は、実際にアンケート結果を用いたチーム対話のプロセスも疑似体験しました。
誰かが正解を教えるのではなく、「この結果を見て、どう感じた?」「私たちの強みはどこにある?」「認識が違っているのは、なぜだろう?」と問いながら、自分たち自身でチームの現在地を捉えていきます。
チーム対話では、リーダーが問いを設計し、対話が生まれる場をつくる関わりが、チームの自走を支えるリーダーシップにつながります。

他者との対話は、「自分との対話」でもある
そして最終回で改めて向き合ったのが、自分自身のあり方です。
チームづくりというと、つい「メンバーをどう変えるか」「どう関係をよくするか」と、相手や組織に目が向きがちです。
しかし、人と対話するとき、そこには必ず自分自身の価値観や思い込み、これまで信じてきた「正解」も存在しています。私たちは他者と対話する中で、同時に自分自身とも向き合っているのです。

そこで扱ったのが、「自己と対話する勇気」です。
今回は、自分自身を探求し、成長していくためのスタンスとして、オープンネス(開放性)とチョイス(選択)について学びました。
オープンネスは、自分の考えや感情に気づき、必要に応じて相手と分かち合うこと。チョイスは、現在のあり方も、これからの変化も、自分自身が選択していると捉えることです。

「私は、どんなリーダー/コーチでありたいのか」
最後は、半年間の学びを自分の言葉で整理する時間です。
講座を通して変化した視点や、チーム・リーダーシップについて特に大切だと感じた学び、自分の強みについて振り返りました。
さらに、これからどのようなチームリーダー/チームコーチを目指したいのか、そのための「はじめの一歩」は何かを一人ひとりが考え、共有しました。
講座のゴールは、それぞれの実践のスタート地点でもあります。そんな最終回では、「まずは半径5メートルから一歩を踏み出そう」というメッセージも共有されました。
組織全体を一気に変えようとする必要はありません。
人との関係性の中で、自分の関わり方を少し変えてみる。いつもとは違う問いを投げかけてみる。誰かの強みに目を向けてみる。
そんな一つひとつの行動が、チームの関係性や対話に変化を生み出していきます。
Team Energizers第1期、修了!
最後には、第1期を走り切った皆さんへ修了証をお渡ししました。
半年という期間をともに過ごし、オンラインで学び、実践を持ち寄り、時には鎌倉に集まって対話してきたメンバーたち。
修了証を手にする表情からも、この半年間で積み重ねてきた時間が伝わってきます。

そして最後は、鎌倉の会場前で記念撮影。

ここまでが、Team Energizers第6回の1日です。
ここから少し、半年間を振り返ってみます
2026年3月にスタートしたTeam Energizers第1期。
最終回を迎えた今、ここで少しだけ、この半年間にどんなことを学んできたのかを振り返ってみたいと思います。
Team Energizersでは、半年を通して、下記の領域を行き来しながら学んできました。
- 個人が活き活きと力を発揮するために必要な理論、実践手法
- チームづくりの効果性を最大限高める理論、実践手法
- 自分自身のリーダーシップのあり方、高め方
第1回は、ポジティブ心理学やリーダーシップ、自己理解からスタート。

第2回では、「Use of Self(自己活用)」をテーマに、自分自身をリーダー/コーチとしてどのように活用するのかを、体験を通して探究しました。

第3回では、ポジティブ心理学を土台に、「一人ひとりが活き活きと力を発揮し、高いパフォーマンスを生み出すチーム」について。
第4回では、対話をどのように設計し、ファシリテーションするのかを学びました。そして、第5回では、実際のケースを持ち寄りながら、現場で起きるチームの課題について考えました。
さらに、最終回となる第6回では、これまでの学びを振り返りながら、これから自分はチームとどのように関わっていきたいのか、そのためにどんな一歩を踏み出すのかを一人ひとりが言葉にしました。
全6回を通して一貫していたのは、人の「あり方」と、人と人との「関係性」に目を向けながら、チームが自らポジティブな変化を起こし続ける力を引き出していくことです。
関連:Team Energizers第1期のプログラムはこちら
こうして、約半年間にわたるTeam Energizers第1期の全プログラムが終了しました。
最終回の終了後には懇親会も開催し、最後まで会話の尽きない時間となりました。

講座はここで一区切りとなりますが、Team Energizerとしての実践は、ここからそれぞれのチームの中で続いていきます。
講座を終えて、受講者から聞こえてきた声
第1期修了後には、受講者の方々に個別インタビューも行いました。
そこで聞こえてきたのは、講座の内容そのものだけでなく、「人との出会い」や「実践につながる学び」に価値を感じたという声でした。
ある受講者からは、この機会がなければ出会わなかったような、さまざまな職種の人と出会えたことが「非常に有益だった」という声がありました。
また、これまで体系的に触れる機会の少なかった「組織開発」の考え方を学べたことや、ポジティブ心理学と組織づくりとのつながりに関心が深まったという声も聞かれています。
皆さんと実際に学び、対話し、いただいた声を受け取りながら、Team Energizersそのものもまた変化していきます。
講座が終わっても、関係性は続いていく
Team Energizersでは、講座の時間だけでなく、食事を囲みながら参加者同士で交流する機会も設けられています。
回を重ねる中で、講座の内外で自然に言葉を交わす場面も広がっていきました。


講座終了後のインタビューでも、受講者からは、メンバー同士でこれからもつながりながら、自主的に学び合ったり、実践を振り返ったりする機会を持ちたいという声が聞かれました。
そして、Team Energizersの学びは第6回で終わりではありません。
講座終了後もMessengerグループを継続し、相談や情報交換ができるほか、希望者には1on1や職場アンケートを活用したフィードバック、コーチングなどのフォローアップも用意しています。
それぞれの現場で実践しながら、また立ち止まって振り返り、互いに学び合うつながりが、これからも続いていきます。
Team Energizers第1期に参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
Team Energizers、第2期へ
現在、Being and Relationでは、第1期での学びや受講者の皆さんからいただいた声をもとに、Team Energizers第2期開催の準備を進めています。
次回の開催日程や募集開始などの最新情報は、Being and Relationの「セミナー・勉強会」ページでお知らせします。ご興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。